岩村城跡 下見
平成29年2月18日

今日は24節気の「雨水」です。

降り積もった雪が溶け出し清流となり、草花に春を届けに流れてきます。

この時期に春一番が吹くこともあります。

ニュースでは、強い風にあおられた飛行機が、翼をたわませながら着陸を試みている画像が流れていました。

別の空港に着陸する事で難を逃れましたが、自然の力は強く、環境の中に人間が生かされているのだと感じます。

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先週の日曜日、恵那市の岩村城跡に行って参りました。

来月の4日にノアの社員とその家族で岩村城跡に登ります。その下見の為に行きましたが、山間部に位置する岩村はまだ寒く、田んぼ一面に降り積もった雪が太陽の光に照らされ、美しい景色が広がっています。

まずは岩村の歴史を知るために、岩村城跡歴史資料館へ立ち寄ります。

岩村城は明治維新の際に取り壊され今は石垣が残るだけですが、ここでは在りし日の岩村城の姿をジオラマで見ることが出来ます。

城の大きさや縄張りなどの全体像が分かるので、何も知らずに登るよりも断然歩くのが楽しくなります。

一通り館内を見学した後、いよいよ登山開始です。登り始めてすぐ、雪に足をとられて上手く歩けません。凍った場所がいたるところにあり、滑落の恐怖が心を支配します。

でもここまで来たからには登らずには帰れない!!登頂を心に決めひたすら歩みを進めます。

通常20分程で本丸に到着するそうですが、倍の40分かかってやっと到着です。

標高717mに位置する城跡から見る景色は、苦心して登った疲れをぬぐい去ってくれます。

お城が建てられたのは今から約1000年前。この頃の建物はすべて人の手のみで作られています。あの急な坂道を、重い荷物を担いで登る人達の辛苦を思うと、頭が下がります。

大きな石が積み重なりいくつもの壁を成す「六段壁」や、敵が攻めてきた時に蛇骨を投げ込むと霧が出て城を隠すと言い伝えがある「霧ヶ井」など、見所満載です。

この場所に来月、皆と来るのが楽しみです。

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