大寒
平成29年1月22日

今日は24節季の一つ「大寒」です。

「大寒」とは冷気が極まり、最も寒さがつのる時期とされています。

この時期になると、薄着で川や海に入る人々の映像をテレビ等で見かけますが、あれは「寒稽古」という神事です。この極寒の日に、あえて厳しい環境に身を置く事で、己の精神と肉体を限界まで追い込み、心と体を養う目的で行われます。

暖かい部屋の中で「今日は大寒だから足元が冷える」などと言っている時点で、心が弛緩しているのでしょう。発言には気を付けて行きたいものです。

-------------------------------

弊社では工事の受注に伴い必要とされる書類を、主に事務員で作成します。今は年度末に向けて工事が重なる繁忙期。いつものように書類作成に励む彼女たちの中で、一人の女子社員の手が止まり何か悩んでいる様子。

どうかしたかと尋ねてみると、現場用資材の使用料を算出する公式に疑問があるとの事。

「公式の原理が理解できれば、式を応用する事で書類の処理速度が飛躍的に向上するはず。」

と、公式の原理を紐解く為に頭をひねっていました。

 

人のやる気を引き出すには「目標」「楽しさ」「好奇心」が重要で、これらの感情が脳を刺激し、やる気ホルモンと言われる「甲状腺刺激放出ホルモン」の分泌を促すことがわかっています。

皆が気付かなかった点に、なぜだろうという「好奇心」を抱き、解き明かそうとすることに「楽しさ」を見出すのは、彼女の魅力であり、成長の秘訣かもしれません。

日々成長する彼女たちの姿から、自身も成長せねばと、良質のプレッシャーを感じる大寒の夕刻でした。

トップへ戻る