シンギュラリティ
平成29年3月19日

明日は春分の日です。

「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」とされるこの日は、春彼岸の時期と重なり、お墓参りに行く習慣があります。

私が子供の頃、よく祖父に連れられてお墓参りに行きました。祖父亡き今は、私が子供を連れてお墓参りに行きます。

 

墓石に水を注ぎ散らばった落ち葉を拾い集めながら、祖父との思い出に想いを馳せ、自らの生き方を自問自省し、新たな想いを胸に手を合わせます。

墓参りや神社の参拝などは、要望を願う場所ではなく、自分達を見守ってくれている方々への感謝と、自身がいかに生きるのか、決意を固める場所だと聞きます。

これから娘と共に、祖父のお墓参りに行って参ります。

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昨年度の和塾で取り上げられた

「シンギュラリティ」

人工知能の能力が人間の知能を越える時代があと25年から30年で来ると言われています。

先日この事に関連し、ファーストリテイリングの柳井さんの記事を目にしました。

「有明プロジェクト」

ITの技術を有効に活用する事で、その日のお客様のニーズを事前に予測し、需要の高い物だけを展開するという試み。

その戦略の一つとして「ユニクロシティ東京」の展開があります。

商品企画、マーケティング、生産などユニクロ事業に関わるほぼ全ての部署を一つのフロアに集め、そこを仮想の街に見立て、社員同士の活発な交流を促すことで、創造性の向上や業務の効率化を狙ったもの。

ITの急速な進化により、淘汰される業種や企業が確定の域に達した今、唯一顧客のニーズに自分達の「得意技」で応えられる企業だけが生き残る。

世界規模の企業が行う時代の流れに即した成長戦略でも、そこには共通して人間力の成長を促す取り組みが含まれています。

ノアが従事する建設業界で言えば、工法、材料など既存の手法はどの会社が施工しようとも、大きな差はありません。であるならば他社に負けない人間力こそがこれからの時代を自在に生き抜く「得意技」となる。

その域にまで昇華させる取り組みが私達には必須です。

少し経営的な話となりましたので、新しい話題を一つ。

ノアの新入社員として入社してくれた加藤君。入社前の現在は社長のもとで手習いとして日々奮闘しています。趣味も合うようで、仕事の後、共にキックボクシングの道場に通っているようです。

仕事の枠を越えた関係性に、二人からは生き生きとした様子が感じられます。そんな日々の積み重ねが、かけがえのない人間関係を育んでいく。

来週からはもう一人の新入社員が手習いとして来てくれます。迎え入れる立場の私達が彼らに全力で関わる。その体験が彼らの仕事に対する熱い想いの基盤を創るのでしょう。

 

 

 

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