桜の蕾がほころぶ時期
令和3年3月22日

皆さまこんにちは。今日は3月20日、24節気の春分の日です。

暖かな春の日差しに桜の蕾がほころぶ時期を迎えました

いまだに続くコロナ禍ですが、今年はウイルスへの未知の恐怖がうすれ、季節の移ろいに心を向ける余裕が出てきたと感じています。

 

 

桜の花が散り若葉が芽吹く4月は就職や移動、転勤など、環境が大きく変化する時期です。

卒業式、入学式、入社式は、多くの人たちが集い祝うことで人生の節目になっていたと感じますが今はそれが出来ません。

今回は新たな場所で挑戦する人たちにエールを送りたいと思い、祝辞を書かせていただきます。

 

新たな場所で、挑戦を決めた皆さんへ

 

転職し新しい場所で働くことを決めた方、学校を卒業し社会人となられる方、転勤で新たな場所で働く方がみえると思います。

立場や境遇が違っても、

「新たな場所で働く」

ということでは同じといえます。

そして

「働く」

ことは生きていくにあたって人から必要とされる、それを目指して生きていくという意味においても変わりがないだろうと思います。

 

「必要とされる」

ということ、これは案外高いハードルです。

私自身、若い頃は自分がある種の待遇を得ることは当然だと、自分に職があるのは当たり前だと考えがちでした。

しかしそれが当たり前ではないということに次第に気づいていきました。つまり自分がそれだけの価値を出しているのかというのが就職、転職した後に直面する課題になります。

 

「人から必要とされる」

には、まずは自分に厳しく、自身を客観的に見る観察眼を養うこと。

もう一つは自分を愛することで他者に思いやりを持てる人間になるということ。

他者を断罪しているうちは自分に対する観察眼が育っている状態とは言えません。自分に厳しくあること、自分をちゃんと愛するということが他者に対してフェアにふるまう礎となります。

その礎が自分の中でしっかりと形を成したとき、唯一無二の必要とされる存在へ近づくことが出来るのだと思います。

 

自分以外の誰かという視点ではなく、他者との関わりの中で自らを活かしていくという事。

全体を均質化して物事をとらえるのではなく、自分と他者の唯一無二性をエンブレイスする。

それを大事にすることによって人生をより豊かに、自分をより強くしていけるのだと思います。

 

皆さまの新たな挑戦が、より良き人生を紡ぐとば口となる事を願っております。

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